風呂敷を作る「京都のれん」に「mitate moyou」という新しいシリーズが登場しました。
「mitate」とは日本の伝統的な表現方法である「見立て」のことをいいます。
例えばもこもこの雲のことを羊雲と呼んだり、りんごをうさぎに見えるように切ってみたりするなど、あるものを何か別のものに見立てるのを指しています。
mitate moyouの風呂敷の種類は熊本県の辛し蓮根をイメージした「カラシレンコン」、野菜のビーツをイメージして作られた「ビーツ」、水玉模様がポイントになっている「スイカ」の3種類あります。
風呂敷として使うこともできますし、デザインがシンプルなのでスカーフのようにしてもおしゃれです。
大きな一枚の布である風呂敷は結び方次第でいろんなものを包むことができるという点で、昔から多くの人の日常生活で活躍してきました。
最近だとあまり使われる機会が少なくなってきたかもしれませんが、それでも風呂敷は役に立つアイテムであることには変わりませんし、物を包むだけでなくリングやパッチンを使ってバッグとして使うという人もいるそうです。
ポリエステルの風呂敷を使えば洗濯機で洗うことができるので、お手入れも簡単ですし、使わないときはたたんでおけばいいので場所を取らないという利点もあります。
エコとおしゃれを両立する風呂敷
「京都のれん」の風呂敷ではエコ活動にも積極的に取り組んでおり、ペットボトル再生繊維である「エコイスト」と呼ばれるポリエステルの素材を使って風呂敷を作っています。
「mitate moyou」に使われている素材も、「エコイスト」と名付けられたポリエステルの素材が使われています。
ペットボトルを使用したリサイクル樹脂が99%使用されており、自然環境保全を楽しみながら使うという意味があります。
ペットボトル再生繊維はどのようにして作られているのかというと、使用済みのペットボトルを粉砕し、熔解し、ポリエステル繊維へリサイクルしています。
またレジ袋が有料化されたことからエコバッグ持参を推奨されていますが、洗えないという点で使用を躊躇する声もある中で、エコイストの風呂敷はポリエステルなので洗濯機で洗えるということからウイルス対策も万全です。
まさにエコとコロナ対策が両立しているアイテムでもあります。またレジ袋有料化やエコ対策への応援を込めて、他の素材のアイテムよりも再生繊維の風呂敷は長い目で見てコスパが良いというのも特筆すべきポイントだと言えます。
再生繊維でも通常の生地とほとんど遜色ないですし、かわいいデザインや人気イラストレーターがデザインを手掛けていて、とてもおしゃれです。