家紋を入れるかどうか
風呂敷のお洒落ポイントは大きく分けてカラーと紋様と言えます。
もちろん素材や大きさもありますが、オリジナルで作るなら気を
付けたいのが紋様となります。
現在はオリジナルで染めてくれる所があるので便利なのですが、
ブランドロゴなどの所謂モノグラム的に格好いいからとあまり
深く考えずに家紋を入れてしまうと時には問題になったり誤解を
招いてしまうこともあり得ます。
元々欧米のブランドのモノグラムも日本の家紋を見たデザイナーが
格好いいと真似したとされていますが、日本の伝統的な家紋には
深い意味があるので、風呂敷に染める際には自分のルーツに合って
いるのかや、自分以外に由来しているものであるなら意味を知って
から作ると後々恥ずかしい思いをする事を防げます。
日本人でもどのマークがどんな由来か知らない人が実際殆ど
ですから恥ずかしがる必要は有りません、作る際に職人さんに
相談すると良いです。
意味を理解してその上で作った風呂敷ならよりお洒落で素敵な物と
なるでしょう。
実際に使うときの色合わせを考慮する
風呂敷というと兎に角和のお洒落イメージが沸くことから、
かなり和風な色合いやデザインに染めたくなる人は少なくありません。
しかし、実際に使用するときには余りにも和のテイストの強すぎる物
だと洋服や他の小物と合わせづらくなってしまう事になりかねません。
風呂敷だけを見るのではなく、リアルに使用シーンを想像して染め方を
検討してみると冷静になれ、折角のオリジナルで作る物を日常使い
するのに最適なものを製作することに繋がります。
プレゼンとに作る時も同様に、自己満足でとにかく和に徹した物に
するより使う人の好みを考慮してその方のよく来て着る服に似合うか
考えると良い贈り物になりやすいです。
特に紫や緑の深い色合いは、現代的なファンシーな洋服には合い
づらい事もありますから注意して選んでみると良いですし、
モダンアート風にしてみると洋の要素と合いやすいのでそういった
デザインからヒントをもらうのも吉です。