シャツやセーターなどの衣類、スカーフなどのオシャレアイテム、
冬場の寒さから首周りをしっかり守ってくれるマフラーなど
さまざまなものに使用されることが多いのがシルクです。
シルク製のスカーフやマフラーは高級品なので手が出せない、
このように考える人も多いかと思われますが、肌触りがとても良いなどからも
自分のご褒美や大切な人への贈り物などで選ぶことも少なくありません。
シルクは、繊維の女王と呼ばれることもある天然繊維で、
蚕の繭から作り出されるものです。
タンパク質で構成されていること、人間の肌に最も近い構造をしていることから
皮膚への刺激が少なく、肌が弱い人やデリケート肌の赤ちゃんなどに最適な生地といわれています。
肌触りが良いだけでなく光沢感があり、保湿性や吸放湿性など機能性にも優れている繊維です。
いろいろな特徴がありますが、光沢があることからも、例えばスカーフに使えば
ワンポイントのオシャレアイテムにも最適です。
スカーフはアクセントにも使えるアイテムですが、首輪周りを覆ってくれるので
木枯らしが吹き始めるころから使えば首周りは常に暖かい状態を維持できる、
マフラーをするのには少し早いときなどおすすめです。
シルク素材の特徴や魅力
シルクの繊維にはフィブロンと呼ぶタンパク質が含まれているのですが、
この物質の断面は三角形をしていて光をプリズムのように乱反射させる特性があります。
そのため、このような特性は他の素材にはない独特な光沢を演出するといった特徴があります。
ちなみに、光沢があると高級感の演出ができるメリットがあるわけですが、
シルク素材はもともと高級素材ですから、これを使ったスカーフは美しい輝きや
保湿性など他の生地にはない魅力を兼ね備えているアイテムとして利用できるわけです。
また、タンパク質は人間の皮膚を構成する物質で、この天然繊維も
タンパク質でできているため、肌に優しいなどの特徴を持ちます。
そのため、化学繊維だと肌が弱いので荒れてしまうなど肌が弱い人でも
安心して使える魅力は大きいのではないでしょうか。
肌に優しく滑らかな質感を持つので、余計な肌への刺激が与えられないことは
大きな魅力といえます。また、吸放湿性については比較的高いとされる
コットンの約1.5倍とされます。
これは繊維の隙間があることが理由になっているのですが、
水分を吸収する発散するといったことを行うため、装着していても
蒸れにくいので梅雨など湿気が多い季節でも快適に使えます。